藤慎太郎のふざけられない話。

歌とギターと明星[Myojyoh]。暮れゆく夢にいま光り届け。

くるり、橋本絵莉子波多野裕文、森山直太朗。

おはようございます。緊急事態宣言が全国的に解除され、少しだけ気持ちが軽くなったような気がしている五月末ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

ここのところ、音楽を聴いている時間が増えました。大体心配事がある時にその頻度が多くなるという分析をよく奥さんからされているので、やや複雑な心境でいます(笑)。ということで、本日は最近特によく聴いている曲やアルバムを三つほど紹介してみようかなと思います。

くるり「thaw」(2020)

先日CDとしても発売されたくるり最新アルバム。今回の騒動を受けて、三月ごろから急遽制作されたコンセプトアルバムで、四月から曲数を少し絞っての先行配信がなされていました。内容は過去に実際に録音されたお蔵入り曲をまとめたものとなっています。くるりの作品の中で、2012年に発売された「坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)」というアルバムが好きで今までもよく聴いていまして(収録曲の中にsomaという曲があり、僕自身が相馬に行くきっかけとなりました。素晴らしい曲なのでぜひ)、その付近に制作された曲も数曲入っています。おすすめ曲は「ippo」と「evergreen」。

橋本絵莉子波多野裕文橋本絵莉子波多野裕文」(2017)

チャットモンチーのえっちゃんとPeople in the boxの波多野さんのユニット作品。全体的にオーガニックというか、アコースティックを基調とした落ち着いた演奏がなされています。基本的にはえっちゃんが詩と歌とドラム、波多野さんがその他の楽器と曲を担当。聴いていて、とにかくほっとするというか落ち着くというか。作業をしながら聴いていてもすっと入ってくる心地よさがあります。最近アコースティックが特に好きになってきている時期にありまして、色々と参考にさせていただいております。 おすすめ曲は「飛翔」「アメリカンヴィンテージ」。

森山直太朗「最悪な春」(2020)

もうタイトルそのまんまの、この春のことを歌った曲です。演奏としてはいたってシンプルなアコギの弾き語りで、初期の作風をどこか彷彿とさせています。最初御徒町凧さんのチャンネルにてタイトルだけを聴いたときはすごい題目だなと思いましたが、その詩にメロディーがついた途端に景色ががらりと変わったのを鮮明に覚えています。とにかく曲調は明るくて、不思議と一緒にくちずさみたくなってしまう音楽。YouTubeでも先日MVが公開されましたので、気軽な気持ちで聴いてみてくださいね。

ということで最近特によく聴いている音楽特集でした。ちなみに新音源の録音作業は進んでおりまして、今週は三曲アコギの録音を終えています。お届けはまだ先になるかと思いますが、完成しましたらぜひ。