藤慎太郎のふざけられない話。

歌とギターと明星[Myojyoh]。暮れゆく夢にいま光り届け。

風のようにうたが流れていた。

おはようございます。六月に入り、じとじとと湿気の多い日が増えてきました。毎年ちゃんと規則的にこの気候が訪れることの凄さに、こんな日々だからこそ気づけているような、そんな印象をうけています。

先週末、YouTubeにて「SING for ONE」という特別番組が放送されました。内容としては、各ミュージシャンが自身の代表曲と今伝えたい曲の二曲を過去映像からセレクトして公開するというもの。結構なんとなく見ていたのですが、最後の出演者である小田和正さんの「明日」という曲を久しぶりに聴いて心がうるうるとゆれうごき、そこから今週は小田さんの曲ばかり聴いております。

そもそも小田さんを聴くきっかけとなったのは2002年に発売され大ヒットとなった「自己ベスト」というアルバムです。当時はまだ高校生で、大事な時は小田さんを聴いていたような。よく覚えているのは大学一年生の時、初めてリアルタイムでアルバムを買ったことです。当時は色々と上手くいかないことばかりで(今もですが笑)、音楽を聴いてカラオケで歌うことがもっぱら楽しみでした。そんな最中に買ったアルバムが小田さんの「そうかな」というアルバムで、今回のYouTube番組にて公開されていた「明日」も収録されています(余談ですが、浜田省吾さんの「MY FIRST LOVE」というアルバムもたしか同日発売で、二枚とも当時聴きこみまくりました。ともに大好きな作品です)。

小田さんの歌の何が好きかというと全部好きなのですが、あえて言うならそのシンプルな言葉です。聴いていてすっと心に寄り添ってくれるというか、人生経験がまだまだ未熟な自分としては支えになる言葉ばかりで、泣いてしまいそうなときは自然と小田さんの歌を聴いていた気がしています。

今回あらためて小田さんの音楽にふれて、同時にいろんな思い出がよみがえってきました。そんなすばらしさが、音楽にはやっぱりあるような雰囲気です。風のようにうたが流れていた